日中は暑いくらいの日差しがあっても、朝晩は肌寒かったり。
上着を脱いだり・着たりで体温調節も必要ですね。
服を着たい時に着られ、好きな時に着替えられ、袖まくりをしたり・釦の開閉で体温調節。何気なくできることは特別なことではないかもしれません。でも、当たり前のことでもないかもしれません。
片手が不自由な人のための長袖ブラウス(試作品)
今回は、そんなお話。
時折話題に交えていますが、サイズも機能も自分にピッタリな既製服はなかなかないもの☟
maisonderemodeniki.hatenablog.com
以前に片麻痺のご婦人にファッションのお悩みについてお話を伺う機会がありました。その方は生まれつきの症状ではないため、片麻痺の症状が出る以前にお召しになっていたお気に入りのお洋服に、着脱しやすくなるようにお直しをしておしゃれを楽しんでいらっしゃいました。
着たい服を着る、最高のお洒落ですよね。
お洋服のアイテムごとに不便を感じるポイントは違うのですが、長袖を着た時の袖まくりの不便さのお話が私は心に残りました。
・麻痺した側の袖は、健側(麻痺のないほう)の手で容易に上げ下げできる。
・健側の袖は、まくることはなんとかできるけれど、下げることが容易でない。
このお話をきっかけに、片麻痺の方の袖まくりについて調べてみたところ、骨折などで一時的に片手が不自由になった方を含め、健側の袖まくりに関して不便を感じている・感じたという経験談がいくつもありました。
寒くなると困るから暑くても長袖を選ぶ方・寒いのは我慢できるからと半袖しか着ない方・袖まくりのアイデアをいろいろ試されている方。
便利な服があれば・・・と思い製作した試作品です☟ピンボケすぎですみません(*_*;
ーブラウスAー(綿・麻混紡)
ーブラウスBー(ポリエステル100%)
生地違いの同型。一見、なんてことない ブラウスであることがデザインのポイントです。
ー着用写真(ブラウスB)ー
襟もとのひもを健側の手で引きます。
袖がたくしあがります。
引き出したひもは胸元のリボンにくるくると絡めておけば、袖はあがったままです。
ひもを離せば袖も戻ります。
あくまで試作品です。
素材・袖口のデザイン・袖を元に戻す方法にまだまだ改良が必要なのですが、、条件が揃えばお手持ちのお洋服にお直しで機能付けできるようになると思っています。
ご提案できるように試作を重ねていきますね。
もし商品化してくださる企業様がありましたらご連絡くださいませ^^
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