ドロップショルダーでゆったりとした雰囲気の、23区のセーター。
ーBeforeー
袖口のリブ編みもデザインのポイントになっていて可愛いです^^
でも、ちょっと袖丈が長い。
これから袖丈詰めをするのですが、Nikiは編み物できません。
学生時代に課題で子供用ベストを編んだのですが、編み加減が均等でないので、先すぼまりのちんちくりんが完成しました。(よく言えば、その程度ならできる!)
でも、それではお客様のお洋服には無理ですよね。
編み直しはできませんが、仕立てを変更すればニットのお直しもできます。
今回は、そんなお話。
ニット製品は、各パーツが編みあがった後に共糸で合体させているので、裏側もすっきりと奇麗ですよね。
裏側☟
お袖を外してみるとこんな感じ☟
今回は、ドロップショルダーと袖口のリブ編みがデザインのポイントなので、それらを損ねないように、袖丈を袖山側から詰めることに。
外した袖の袖山側から詰め寸法をカット。
布の洋服と同じようにロックミシンで縁かがりをします。
左側がロックミシンをかけたもの、右側が元の状態です☟
Nikiでは、布のお洋服の時にはロックミシンに使用する糸は2~3本ですが、ニット製品の場合は4本使用しています。ほつれ止めの強化と、ニットの伸縮性に対応するためです。
合体させる時にも伸縮性のある糸を使用して☟
ーAfterー
裏返すともともととは違う仕立てになっていますが、表面からはわかりません^^
寸法によって、あるいはお修理代金によっては
・袖口から詰める➡ブログ[ニットの袖丈詰め―袖口から―編]はこちらをクリック
・袖口リブの上に縫い目を作って詰める
という方法もできます。(ただし、これらの方法では表面の見た目も少し変わってしまいます。)
編んであっただけの最初の状態よりは、お修理で縫いをいれた箇所の伸縮性は劣りますが、縫い方・使用する糸に配慮していますので、着用には問題ありません^^編み直して現状回復が最良の方法(ニット専門店の仕上がりは奇麗です)なのでしょうが、これらの方法のメリットとしては、ニット屋さんより低価格でできるというところでしょうか。現状通りじゃなくてもいいよ~という方にはお勧めです^^
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