ファッション映画といっても、キラキラ~☆と煌びやかな内容ではなく。
【ザ・トゥルー・コスト ーファストファッション 真の代償ー】
今回は、そんなお話。
上述【】内は、現在公開中のドキュメンタリー映画のタイトルです。
UNIQLO、ZARA、H&Mなど、ファストファッションと呼ばれるお洋服。価格の安さが魅力の一つで、私もよくお世話になっています^^商品の入荷のサイクルが早いので、毎週お店に通っても飽きません。しかも、おしゃれ。
今や日本人の着ている衣料品の約45%が価格の安いお洋服とか。
そんなにお直し代がかかるなら新しいのが買えちゃうわ、とか、お洋服が安く買えたからその分をお直し代にかけられるわ、というのも納得です。
おしゃれなお洋服が安く買えるお店が増えて、消費者としては嬉しいです^^
嬉しいのですが。。
嬉しいのですが、常に気になっていたというか、知らないほうがいいような怖さを感じていたことがあります。
それは、加速する商品の品質と価格のデフレ化。素材や縫製において、なんでこのクオリティーがこの価格で?!という、度を越した高品質なのに低価格。
製造過程に使用される機器の発達・体型や年代や購買層などのデータ収集の努力もあり、既製服は大量生産が可能です。でも、製造に関わっているのは人間です。私自身、縫製工場で働いた経験があるので、少なからず現場の過酷さを知っていますが、それとは過酷さの次元がちがいます。
(画像は 【映画.com】 さんより)
ファストファッションを完全悪と捉えるわけではなく、Win-Winの関係が成り立っていないことがよくわかります。
そして、それはファッション業界だけでないことも。
自分にもできることー消費者として改めて自分の在り方を見つめなおす良いきっかけとなりました。
現在は渋谷アップリンクで上映中です。11/14~上映しているので、終了間近かも。。スクリーンが低くて床に近い位置でゆったりしたシートで鑑賞するスタイル。ちょっと変わった映画館で、それも良かったです^^
洋服のお直しでは、お客様のお洋服への思い入れが付加価値として存在しているので、そもそも洋服の価格=洋服の価値ではありません。経験を積んだお直し屋はそれを熟知しているので、元値によってお修理の慎重さは変わりません。それでも、高級品には高級な理由が見えない部分(縫製の見えない部分やテクニックを含め)にもあって、それを再現するためにお直しの価格に差が生じることはあります。そういうのを考えると、何においても、品質に見合う対価ってあるべきだなって思います。
せっかく出合ったお気に入りのお洋服。長いお付き合いができますように。
ーお問合せ先について
Maison de Remode Nikiは予約制です。
自宅を利用した小さなアトリエですので、お手数ですが、まずは下記メールアドレスにご連絡をいただいてから、詳細などご返信させていただきます。
お洋服のサイズ変更、デザイン変更、ユニバーサルデザインへの変更・・etc・・・
ご相談、お気軽にお問い合わせください。
メールアドレス maisonderemode.niki@gmail.com
Maison de Remode Nikiとは?☟
maisonderemodeniki.hatenablog.com